冬鳥　第8話

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冬鳥
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冬鳥
冬鳥　第8話

ギョンウのお母さんはとうとう会長に借金の申し入れをしていたよ。
会長はさすが、すぐに状況を飲み込んで資産状況の調査を始めたわ。
結果は以前と変わっていないらしい。このことはドヒョンにも伝わっていたわ。お父さんとドヒョンは似てるのよ。同じことを感じてるもの。
でも、お金に困っていなければなぜわざわざ会長にそんな話をしたのかしら？
ギョンウのお母さんは借金を断られたから、家に帰ってからも機嫌が悪くて横になってた。みんなに心配かけるために仮病を使っているのよ。みんなの前では食欲もないようなふりをして、夜中に台所でこっそりご飯を食べてたよ。
ここまで来るとヒジンのお母さんが「どこかで見た顔」と言っていたことが気になる。
同級生とか？本当はどんな人なんだろう？このお姑さん。
ギョンウは凄く優しくていい人だから、２人でいる時のヨンウンは幸せそうにしている。
でも、ギョンウも変身するんじゃないかって心配だわ。

ドヒョンは帰国してから、ヨンウン夫妻が夕食を食べに家に来ても避けることなく一緒にいたわ。ジナと結婚の話が出ても以前のように怒ったりはしなかったし、これって時間が解決出来るもの？

ギョンウのお母さんは本当に怖い人だわ。
お手伝いさんを一方的に辞めさせて叔母さんも実家に帰らせてヨンウンに家事をさせるつもりなのよ。
自分はサウナに行ってしっかりご飯も食べているのにさ。
ヨンウンに食事を作らせては「食べられない」っていうのよ。
最初の時なんて「おぼろ豆腐をつくったら？」なんて言っておいて、いざ食べる時になったら自分は、おぼろ豆腐は大嫌いだって言ったのよ。顔に出さなかったけど辛かったのね。悲しい夢を見て泣いてた。
家を探している夢らしい。ここが家だと言われてもあのお姑さんじゃ温かい家とは思えない。