蒼のピアニスト　第14話

蒼のピアニスト
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蒼のピアニスト　第14話

イナは最低の男になっちゃったね。
ジホを陥れるために、みんなの前で自分の曲を盗作したとして涙ながらに訴えてた時とは別人のように、ジホと二人きりになると嫌な笑顔で「演技は上手かった？」って言ったのよ。
このままじゃジホは本当に追放されかねない。
ジホのことをマスコミに流さない代わりに、自分の曲を発表する時にダミに演奏するように命令するイナは本当に嫌なやつ！
挙句の果てにヨンランからも呼び出されて、「何でも望みはかなえるからイナと付き合うように」って言われちゃって...。
でも、ダミって賢いのね。
そんな脅迫に負けることもなく、一途にジホを心配してる。
ジホも自分のことよりダミを心配してるのよ。

ヨンランは理事会で自分の立場が危なくなると、名画ピアノの製作をジホに任せて責任を取らせることに流れを変えてた。
しかも、その時は持ち株の50％を譲ることまでね。
ジホもやめとけばいいのに約束しちゃって。

結局、ピアノを分解して確認するって事で、実行に移したけど音が出なくなっちゃったよ。
これってジホの責任だよね。
ヨンランに追及されている時に、イナが来て自分が作るみたいに言ったのよ。
それもそのはず、マンセからのプレゼントがあったからね。
みんなが手に入れたがっていた木が保管されていて、イナにだけ分るようにしてあったんだ。
あの倉庫の鍵って、ピアノを分解していた時にジホが見つけた鍵と同じもの？
それともあの鍵を入れておかないと音が出ないとか？
もっと大事なものを隠してる？

ジホは何もかも奪われちゃうのかな？
そうなってもダミがいれば幸せかも。
でも、もし14年前の父親の死の真相を知ったらダミもジホから離れちゃう？
どうなるんだろうね～。